保険による節税の落とし穴
年配の方や、故人様が、お子様やお孫様が亡くなったときに受け取れる生命保険に加入している事があります。普通の感覚で考えると、お子様やお孫様が長生きする確率の方が高いのに、どうして!?と思えますが、このような保険加入は、結構多いのです。
また、このような保険加入が、相続税の節税となると保険会社の人に言われて加入しているケースもままあるのです。
また、最近では、このような保険の解約の段階になって、保険会社より「この保険は相続税には関係ないので請求しても大丈夫です。」あるいは、「この保険は相続税には関係ないので名義を相続人様に変更しても大丈夫です。」と言われることがあるようです。
しかし、実際は、請求した方ないし名義変更をした方に相続税の負担が来たり、相続税の保険の控除の対象外だったりと、聞いていた説明とは違う。となるケースもままあるのです。
保険会社の方を一概に悪く言うつもりはないのですが、保険会社の方は、相続税を始めとする税金の専門的ではありません。
相続税の節税目的で保険に加入しようと思われる際は、設定する金額や設定の内容を専門家を交えて検討されることをお勧めします。